コラム

古道の整備

上鹿川の森林内を歩いていると、石垣が積まれた素敵な小道に出会います。
この道は車社会以前の古来より、人や物・情報が行き来した古道と知り感動を覚えた場所です。

この古道が延岡市上祝川がら繋がり上鹿川へ
そして日之影町見立てへ、それから高千穂町岩戸へ繋がっていました。
西南戦争のおりに、西郷隆盛が敗走した、古道探し、整備に明け暮れた2年があり。
私たちは古道ツアー・古道歩き・トレイルランなどを企画してきました。

古道沿いの石が、古い記憶を感じさせてくれます。
沢にあった橋の記憶を大きな石に打ち込んだ、鉄釘が教えてくれます。
森の中に、幾人もの人々が踏みしめ、馬が踏みしめた古道の遺構が、伝えてくれます。

その古道を歩くと、その先が何処までも続いていることを
森のこぼれ日や小川のせせらぎ・風の音・落ち葉を踏む音・鳥の声などを五感、六感で感じる。

古道の整備を行いながら
そんなことに思いを馳せ、皆さんと楽しく歩きたいなと感じたのであります。

 


上鹿川には森林を守り、共に暮らしていく基盤を作るための様々な団体が存在しています。

<延岡チェンソーアートレンジャー部隊>
間伐材の活用や森林保全・環境教育などを目的に多様な活動を行なっています

<上鹿川高地苗づくり組合>
貴重な植物の種の苗づくりを実施しています。
現在では、絶滅危惧種の紫根(ムラサキ)の栽培を行っています。
貴重な薬草・染料として活用し、地域で染料として、草木染め体験などを、工房「麻遊」が行っています。

<上鹿川お米会>
少しでも、上鹿川のお米を楽しく・美味しく販売したいと
少しずつ継続しています。

様々な団体が存在していますが、皆さまにもっと分かりやすく私たちの活動を知っていただけるように、これから工夫していきたいなと考えているところでございます。

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